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クラブコングスタッフ発信の健康情報

クラブコングのスタッフ発信の健康にまつわるコラムをご紹介していきます。
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Vol.9 睡眠について(2004.12.27)

人は、人生の約三分の一を睡眠に過ごしています。

それだけ、睡眠は、私達の健康にとって重要な役割を果たしています。最近、幸福な生活の指標とされている「クオリティー・オブ・ライフ(QOL:生活の質)」も「痛みがなく心理的に安定し、職場、学校、家庭などの社会環境で十分に役割を果たし、生き甲斐を持って生活できること」とされており、こういう生き方をするにあたり、睡眠は、重要な役割を占めています。

最近、よい眠りの大切さが強調されている気がします。それだけ睡眠障害、特に不眠に悩まされている人が多いのではないのでしょうか?今回は、「睡眠」について少し書きたいと思います。

まず、睡眠の役割は、第一に脳(大脳)の休養あるいは、疲労回復です。脳の疲労は、ただ何もしていなければ回復するというものではなく、眠りによってはじめて、回復するのです。
第二に、身体の疲労の回復です。身体の疲労は、睡眠をとらなくても、かなり回復しますが、睡眠の際には、身体全体が休養に適した状態になります。特に「レム睡眠」の時には、身体の筋肉の緊張が著しく低下するので、筋肉の休養になります。

第三に、進退の活動リズムの調整です。特にホルモン(成長ホルモン、乳汁分泌ホルモン)の分泌リズムは、睡眠と密接な関係を持っています。成長ホルモンは、子供の成長を促進させます。大人では、全身の栄養に関係するので、睡眠不足で成長ホルモンの分泌が不十分になると、女性では、肌荒れなどを起こします。

第四に、体温を下げて脳の過熱を防ぐことです。脳は、休むことなく働いているので、放っておくとエンジンのようにオーバーヒート(過熱)してしまいます。脳の温度が上がってボーっとすると、正常な脳の働きが妨げられます。そこで睡眠によって体温を下げ、脳を循環する血液の温度を下げて脳を冷やすのです。

第五に、免疫機能を高めることです。風邪を引いたりして、熱が上がると、眠くなりますが、これは、免疫活動が活発になると同時に睡眠によって身体を休め、回復を促進するのです。 
睡眠には、このような役割があります。

そして眠りの深さは、脳波のパターンによって推定できます。 第一段階(うとうと、、入眠期)、第二段階(すうすう、軽睡眠期)、第三段階(ぐうぐう、中等度睡眠期)、第四段階、(深睡眠期)に分けられますが、それ以外に脳波が入眠期に近い低振幅パターンを示し、眼球の急速な動きが見られ、夢をみていることの多い特殊な睡眠期をrapid eye movemento(急速眼球運動)の頭文字をとってレム(REM)睡眠といいます。それ以外の睡眠期は、レム睡眠以外ということで、ノンレム睡眠(NON-REM)睡眠といいます。

レム睡眠では、脳波は、浅い睡眠程度で、大脳の機能は、ある程度、保たれ、急速眼球運動、筋活動の消失、などの特徴があります。 ノンレム睡眠では、第一回目の周期が深いことが、わかっています。

次に、睡眠時間ですが、世界中の人が平均で7~8時間、眠っているということになっています。ですから、このあたりが妥当な睡眠時間と思っていただいて、結構ですが、いつも8時間、寝ている人の睡眠時間を減らしていくという実験をしたところ、5時間半までは、日常生活に支障がありませんでした。しかし、その逆の実験をしたところ、9~10時間の睡眠をとることによって、昼間にほとんど眠気を覚えず、精神作業能力も向上したという報告があります。ただ、現代社会では、十分な睡眠がとりにくくなっています。できるだけ良質な睡眠をとりたいものです。そのためには、できるだけ、朝日を浴びましょう。朝日を浴びると概日リズムが、早くなって寝付きがよくなります。また、セロトニンという、眠気をおこすホルモンの分泌が、よくなります。そして、低強度の運動を行いましょう。急に強度の強い運動をすると、身体全体が興奮して、かえって眠りにくくなってしまいます。特に高齢者は、生理的に睡眠が浅くなるので、低強度の運動は、良い眠りに、有効です。日頃、運動をあまりしない人、高齢者には、ウォーキング、ストレッチ、ヨガなどが、良いでしょう。当クラブのスタジオレッスンにある健康体操は、大変お勧めです。運動によって、全身の血流を促進させ、体温を上げます。そして、体温が下がっていく時に、眠りやすいという効果もあります。また、入浴などで心身をリラックスさせるのも、よいでしょう。あまり眠らなければと、神経質にならないように、ゆっくりした気持ちで、寝床につきましょう。

「痛みがなく、心理的に安定し、職場、学校、家庭などの社会環境で十分に役割を果たし、生き甲斐を持って生活できること」そのために、快適で良い睡眠を!


<文  濱崎 耕平>

Vol.8 ジャグジバスについて(2004.12.17)

今回はジャグジバスについて書きます。

当クラブのジャグジバスはアメリカ気泡浴槽専門メーカーであるジャグジ社のもので、他社のものは、ジャグジとは呼ばず気泡浴槽と呼びます。アメリカ気泡浴槽のジャグジとは、ジャグジ社が特許を持つバスタブです。細やかな気泡によって発生する超音波が温熱・乳化・洗浄などの優れた温泉効果を生み出します。ノズルから噴出する渦巻状の高圧水流、これが他社製品にはないジャグジ社の浴槽だけの特徴です。

当クラブのアメリカのジャグジバスには、どのような効果があるかご存知でしょうか?
① 超音波が内部から体を温める温熱効果
気泡が弾ける時に発生した超音波が、体の深部に浸透する間に、音エネルギーが熱エネルギーへと変わり通常のお風呂とは逆に体を内部から温めます。
② 心身の疲労をとるマッサージ効果
大量の気泡と高圧水流によるマッサージが、筋肉の疲労回復を促進し、内部諸器官の機能の活性化をはかります。
③ 抜群の洗浄作用で新陳代謝をうながす美容効果
超音波が素肌の表面の毛穴の奥に付着した余分な脂肪や垢を取り除き更に、皮膚の活性化を促し、美しい素肌づくりに役立ちます。
④ 高圧水流のマッサージによる痩身効果
浴槽に体を横たえるだけで、理想的な全身マッサージができ、皮下脂肪の燃焼を促進させます。
以上のような効果があります。

当クラブの会員さんには、ジャグジが楽しみで、トレーニングに来られる方がたくさんおられます。トレーニングの後や、エアロビクスの後にゆっくりジャグジーにつかると、びっくりするほど体が楽になるのがわかりますよ!!トレーニングの後など、疲労をためないことも、すごく大切なので疲労回復にも良いリラクゼーションになっています☆まだ、ジャグジを利用されたことがない方も、たくさんの効果が得られるので、是非ジャグジーバスを利用してみてください。

最後に少しだけサプリメントの紹介をします。
今回は新商品であるグリコの キレイサプリの紹介です!!
キレイサプリは、脂肪の燃焼を促進します。脂肪が燃焼するためには
①脂肪の分解 ②分解された脂肪酸の運搬 ③運ばれた脂肪酸の燃焼
と、3つのメカニズム全てにアプローチする素材を複合して配合しています。
コレウス(フォルスコリン)が脂肪の分解に直接アプローチし、カルニチンが脂肪酸
を運搬し、HCAが脂肪酸の燃焼を促進します。さらに、イチョウ葉、ヒハツの両エキスが血流を促進し体内で脂肪が燃えやすい状態になります。また、女性に多い冷え性の方にも効果的といわれております。また、HCAが余剰なカロリーをブロックし、脂肪の蓄積を抑えます。全ての素材が6粒で有効量摂取できるサプリメントです。

今、ダイエット中の私も早速今日から試してみようと思います☆興味のある方やその後の効果が聞きたい方はいつでも声をかけてくださいね~!!


<文  藤原 裕子>

Vol.7 痛風について(2004.12.10)

今回は、強烈な関節の痛みの痛風について書いてみます。

尿酸は核酸の成分であるプリン体が、体内で代謝される時にできる老廃物で、
通常は血液に溶けていて腎臓に運ばれ尿中に排泄されます。
しかし、核酸の代謝異常で、尿酸が過剰につくられたり、尿酸の排泄が障害されると、体内に尿酸がたまりすぎて、高尿酸血症になります。

尿酸は、血液中に7mgしか溶けることができないので、それ以上になると、針状に結晶化して腎臓や関節などに沈着します。

それを白血球が取り込むために、急性の激しい関節炎が起こり、放置すると関節が変形したり、腎臓の障害が生じます。

原因…血液疾患などがあって核酸の分解が亢進していたり、腎臓病で尿酸の尿中への排泄が低下すると、血中の尿酸濃度(血清尿酸値)が高くなります
(高尿酸血症)。この状態が長く続くと尿酸が、結晶化して腎臓や関節に沈着するようになり、痛風発作が起こります。他に、先天的にプリン体の処理能力が低い人に、高カロリーの食事や、肥満などの環境因子が加わって痛風が起きることがあります。

症状…高尿酸血症でも通常は、すぐに症状は現れません。高尿酸血症が持続して尿酸ナトリウムの結晶が、関節に沈着するようになると激痛を伴う急性の関節炎を起こします。しばらくすると、痛みはやわらぎますが、病気が進むと他の関節もおかされ、放置すると関節が変形してしまいます。

また、コラーゲンやムコ多糖類を多く含む、耳たぶや、手足の指や関節などの軟部組織に尿酸が沈着して、痛風結晶とよばれるこぶができます。治療を受けずに更に放置すると、最終的には腎臓障害、動脈硬化、高血圧などの合併症をひきおこすことになります。

治療…尿酸には、食物中のプリン体に由来する外因性の尿酸と、体内で生産されたプリン体に由来する内因性の尿酸があります。高尿酸血症は主に内因性の尿酸が原因となるため、プリン体を多く含む食品を控えるだけでは高尿酸血症を抑えることはできません。最近では、薬物治療で尿酸を効果的に減少させることができるので、厳密な食事療法はそれほど必要ではありません。しかし、肥満を合併していることが多いので、まずは、食事の総摂取量を制限して減量し、標準体重を維持するようにします。レバー、あん肝、かずのこ、肉エキスのように、プリン体をきわめて多く含む食品は、避けて下さい。
アルコール飲料、特にビールは多量のプリン体が含まれるので避けたほうが良い。また、尿酸の腎臓からの排泄を促す意味で、尿量が一日2リットル以上になるように、お茶やコーヒーなど水分を多く摂取するようにして下さい。


<文  定守 毅>

Vol.6 骨粗鬆症について(2004.12.2)

いつも健康情報をご愛読いただき、ありがとうございます。
今回は、特に女性から"知りたい"という声が多かった骨粗鬆症を取り上げたいと思います。

骨粗鬆症とは、全身性の骨格の病変であり、骨量の減少、骨組織の崩壊、それらによる骨折危険度を高める病態を持つ疾患のことです。
成人になるまで骨は、成長が著しく、どんどん骨量を増し、20歳前後には、ほぼ完成した骨格を形成しますが、どのような人でも一定の年齢になると骨量は、減少しやすくなります。特に女性は、閉経によるホルモンの欠乏によって、よくみられます。これは、ある程度、宿命的なことですが、人により異なります。通常の人より、骨量が減りやすくなり、骨折を起こしやすい状態になることが、骨粗鬆症なのです。

※ 骨は、基質と呼ばれる繊維部分と石灰化の部分から成り立っています。この比率が変化しないで、減少するのが骨粗鬆症であり、石灰化の比率が減少し骨の硬さをなくす病気が骨軟化症(クル病)です。
骨粗鬆症→骨折
クル病→変形

骨粗鬆症には、若年性と老人性、閉経後に分類されます。

若年性骨粗鬆症は、思春期前に発症し四肢、背部痛を訴えます。遺伝、低栄養などが、成因で骨折予防のための装具や疼痛の治療が主体となります。通常は、思春期とともに自然に改善されます。

老人性骨粗鬆症は、75歳前後以上にみられ、男女比は1:2です。加齢と共にカルシウム不足、低栄養、運動不足が成因でカルシウム・ビタミンDの補充などが有効です。閉経後骨粗鬆症は、閉経により、女性ホルモンの欠乏が成因となります。女性ホルモンの補充などが有効です。

次に、骨粗鬆症により骨折しやすい部位を上げたいと思います。脊椎、大腿骨頸部、とう骨遠位部、上腕骨、肋骨などです。自覚症状ないのでこれらの部位を骨折してしまうと、場合によっては、寝たきりになってしまい、高齢者にとっては、社会復帰がむずかしくなります。そういう事態を防ぐために、普段から、食事をしっかりとり、運動を心がけましょう。骨粗鬆症は、やせて小柄な人に多く、まずカルシウム不足、そして、タンパク質、ビタミン、ミネラル不足を改善しなければなりません。バランスのとれた食事で骨や筋肉の形成が刺激され、体も動かしやすくなります。まず十分にカルシウムを取ることにより骨密度の減少を抑えましょう。カルシウムの所要量は、普通、600mg/日、ですが、加齢、閉経に伴って、800mg/日、以上の摂取が必要となります。バランスのとれた食事に加えて、牛乳、チーズ、ヨーグルト、豆腐の中から一日、二品以上、食べることをお勧めします。そして運動です。成長期のような激しい運動は、無理ですが、ウォーキングと軽いウェイトトレーニングで汗を流し、常に骨に刺激を与えることが、骨密度の減少を防ぎます。有酸素運動は、最大酸素摂取量の50%位で行うのが良いでしょう。運動強度の目安は、脈拍などで、設定することが、できます。たとえば60歳の人の予想最大心拍数は、220-60(年齢)=160,160が予想最大心拍数になるので、運動時の心拍数が80ならば80/160=50%なので心拍数80位の運動から、始めていきましょう。ウェイトトレーニングは、骨に刺激を与えるのに、非常に有効です。正しいフォームで決して無理のない範囲で行いましょう。軽めの重量をたくさん行うことにより、ケガなく、長続きすることが、できます。

最後に、骨密度についてですが、骨密度が、YAM(若年成人平均値)の80%未満ですと、骨粗鬆症の疑いが、あります。いつまでも、若々しく、楽しい生活を送るため、もう一度、バランスのとれた食事、適度の運動を心がけましょう。


<文  濱崎 耕平>

Vol.5 エアロビクスについて(2004.11.25)

今日は、エアロビクスについてかきます。

私が、初めてエアロビクスをしたのは、短大の授業の時でした。その時にエアロビクスの楽しさを知り、今は当クラブのエアロビクスにちょくちょくと、参加させてもらっています。
当クラブは、有名なインストラクターの方ばかりで、あまり大きくないスタジオではありますが、レッスンに来られる人数は平均で8~10名、多いクラスでは、20~25名位参加しています。私は、短大の時に少しやったくらいなので、今は初心者向けのレッスンに参加させてもらっています。

まだエアロビクスを始めて間もない方や、ずっと長い期間続けてられる方と、様々ですが、私はまだまだ基本のポーズも形になっていない状態です。
それでも楽しく参加できるエクササイズだと思います。多少、ついて行けなくても、自分自身で運動強度を変えられるので、常に、ややしんどい…と、感じくらいの強度で、楽しく運動ができると思います。インストラクターの先生もすごく格好良くて"あんな風になりたいな~"という、憧れが、すごくあるので、少しずつ近づいていけるようにと、目標を持って私は頑張っています。

あまり時間がとれない方も多いと思いますが、会員さんの中でも、仕事が終わって汗を流しに来られる方もたくさんおられます。私も、仕事が終わってからレッスンを受けさせて頂いていますが、汗を流すことで、ストレス発散にもなるし、それほど激しい運動ではなく、楽しく汗を流せるので、運動に慣れていない方も、楽しく参加できると思います。運動不足解消と、ダイエット、そして早くエアロビクスに慣れて、中級クラス・上級クラスのレッスンにも参加できるようになることが、今の私の目標です☆

10月18日から、レッスン数や内容もUPし、充実したプログラムが完成したと思います。エアロビクスで得られるものは、すごく多いと思うので、当クラブで是非一緒にレッスンを受けましょう★

最後に少し、サプリメントの紹介をします。今回は『カルニチン』について少し書きます。カルニチンには主に3つの効果があると言われています。
①脂肪燃焼促進  ②持久力UP  ③抗酸化作用
当クラブでは、男性だけでなく、女性もカルニチンを飲み、ダイエットに励んでおられる方が沢山おられます。みなさん是非試してみる価値ありますよ!!


<文  藤原 裕子>

Vol.4 肥満について(2004.11.19)

今回は肥満について書きます。

肥満とは、貯蔵脂肪が過剰に蓄積した状態と定義されています。
エネルギー摂取量が、消費量を上回ることで、体内に脂肪が過剰に貯蔵・蓄積されて起こります。成人の場合、医学的に減量の必要な「病的な肥満」つまり、肥満に基づく合併症(糖尿病、高脂血症、高血圧症、脂肪肝、関節疾患など)を、すでに発症しているものや、今後発症する可能性の高いものを「肥満症」として、合併症をきたさない良性の肥満と区別しています。

診断には、体脂肪量の測定が必要となりますが、通常、BMIが25以上を肥満としています。BMI(Body Mass Index)は、体重Kg÷(身長m×身長m)で、計算される指数で、体脂肪量とよく相関します。また、BMIが22のときに、もっとも疾患の合併率が少ないという統計データーに基づいて、標準体重は、身長m×身長m×22で求めます。

次に、原因・種類・治療について書きます。

原因…摂取エネルギーが、消費エネルギーを上回ると、肥満が起こってきます。また、その発症には、過食以外に遺伝的素因や、ストレス、運動不足、脂肪細胞数なども関与しています。肥満は、過食と運動不足に基づく単純性肥満と内分泌疾患、先天異常、視麻下部疾患などに基づく症候性肥満に大別されます。

種類…肥満症は、脂肪の蓄積した部位によって上半身肥満(リンゴ型肥満、内臓脂肪型肥満)と下半身肥満(洋ナシ型肥満、皮下脂肪型肥満)に分かれます。上半身肥満は下半身肥満より、代謝異常を発症しやすくなります。とくに、内臓脂肪型肥満は、皮下脂肪型肥満に比べて、インスリン抵抗性(インスリンに対して、鈍感になっていて糖がうまく処理されない)が、強く、心疾患、高血圧症、糖尿病、高脂血症、痛風などの合併症を起こしやすいとされています。このような、脂肪の分布は、腹部X線CTで検査をしなければ正確には診断できませんが、上半身肥満の簡単な判定方法として、ウエスト/ヒップ比があります。これは、ウエストとヒップの比率を計算して、男性で約1.0以上、女性で0.9以上の場合を上半身肥満と、判定します。

食事療法…基本は、標準体重と生活強度から、一日の総摂取カロリーを計算して、実際の食事による摂取カロリーを、それ以下に抑えることです。

運動療法…有酸素運動は、インスリンの働きを良くし、内臓脂肪の燃焼を促進します。激しい運動や、スポーツをする必要はありません。以前は、有酸素運動(エアロバイク・トレッドミル・スタジオレッスンなど)を20分以上しないと、脂肪を燃焼させる効果がないといわれていました。しかし、現在の研究では、20分以下の短時間の運動でも一日合計30分程度行うことによって、同等以上の脂肪燃焼の効果があると、わかっています。

<文  定守 毅>

Vol.4 糖尿病(2004.11.11)

今回は、生活習慣病のひとつ「糖尿病」について書きます。糖尿病とは、血中の糖分(血糖値)が高い状態が続くために少しずつ血管や神経がおかされていく病気です。

なぜそうなるかというと、健康な人の場合、すい臓から「インシュリン」というホルモンが分泌されます。その「インシュリン」は、体の様々な組織におけるブドウ糖の取り組みや、糖利用(ブドウ糖の燃焼)を促進し、血液中のブドウ糖(血糖値)を減少させる働きをします。また、血液中のブドウ糖が多すぎると、肝臓にこれを摂取させ、グリコーゲンに変えて、肝臓に貯めて血糖値を下げるとともに、肝臓内のグリコーゲンの分解とブドウ糖放出をおさえます。すい臓に障害が起こると、インシュリンの分泌が不足して、血液中の糖分が高まり(高血糖)尿細管での糖再吸収能力の限界をこえると、糖は、尿に出ることいなり、糖尿病が起こるのです。

糖尿病には、「インシュリン依存性糖尿病」と「インシュリン非依存性糖尿病」があります。「インシュリン依存性糖尿病」は、糖尿病の5~10%を占め、多くは、25歳位までに発症します。発症は急激で、インシュリンが必要な分だけ分泌されないので、インシュリンの補給が、不可欠です。遺伝や体質との関係は、はっきり認められていません。「インシュリン非依存性糖尿病」は、糖尿病の90~95%を占めます。中年以降で高脂血症、過食、肥満が最も強力な発症因子です。発症は緩やかで、合併症が出て初めて分かる場合もあります。インシュリンの補給は、必ずしも必要ではなく、食事療法や血糖降下剤の服用でコントロールできます。遺伝との関係が深いです。

次に、症状についてですが、多飲、のどの渇き、多食、多尿がみられる場合には、すぐに受診が必要です。自覚症状がない事が多く、合併症が出て分かることが多いということは、前に書きましたが、少し合併症についても書きます。

「糖尿病性網膜症」…細胞に異常が起こり放置すれば失明してしまう。
「糖尿病腎症」…腎臓に異常が出て、人工透析を受けなければいけなくなる。
「糖尿病性神経障害」…神経障害が起こり、手足がしびれる。壊疽(えそ)にまで発展すると手足切断も。

以上が3大合併症です。あと糖尿病と同時に動脈硬化も進行するので心筋梗塞、脳梗塞を起こすこともあります。自覚症状がないので、普段の生活での予防が大切です。少し気になる方は、健康診断を受けるといいです。日頃からインシュリンの分泌をおさえる「低インシュリンダイエット」など実践してみてはどうでしょう。

<文  濱崎 耕平>

Vol.3 ストレッチについて(2004.11.8)

ウォーミングアップの中に含まれるストレッチは、パフォーマンスの向上や、障害防止を図るために行われます。また運動後のクーリングダウンとしても、ストレッチは筋肉痛の防止や、使いすぎ症候群の防止にも効果があります。
そこで今回は、クラブコングで10月18日から導入されたパーソナルストレッチについて書きます。パーソナルストレッチは、筋肉を伸ばしたり、縮めたりする動的ストレッチです。私は、とても体がかたいので、ストレッチはあまり好きではありませんでした。仕事が終わってから一度、パーソナルストレッチをしてもらう機会があり、初めはしんどいかな…と思ったのですが、加減の調節も個人個人に合うように調節してもらい、筋肉の緊張を和らげ、15~20分の間、常にリラックスした気分でとても気持ちよかったです。普段、あまり肩凝りなど自覚症状がなかったのですが、ストレッチ後には確実に体が軽く、楽になっているのがわかりました。運動した後はもちろん、お仕事で毎日パソコン等をされる方も、快眠・疲労回復に効きますよ!また、ストレッチをすることにより、筋肉の働きがよくなり、激しい運動や、速い運動にもからだが反応できるようになります。また、筋肉圧を高める→低める→高める…を繰り返すことで、筋肉のポンプ作用により、血液循環がよくなります。そうすることによって、からだに酸素や、栄養分がよく行きわたり、乳酸や、疲労物質を除きます。私のように、疲労に自覚症状がなく、体がかたい…などの理由であまりストレッチに関心がない方も、一度はやってみる価値ありますよ!私も疲労回復はもちろん、からだを柔らかくするのを目標に頑張ります☆

<文  藤原 裕子>

Vol.2 基礎代謝とは(2004.10.26)

今回は、基礎代謝について書きます。基礎代謝とは、「肉体的・精神的な安静状態において使われる最小のエネルギー代謝」のことです。
簡単に言うと、人間が生きていく上で必要不可欠なエネルギーです。
人間は、安静時でも生命維持活動として呼吸をしたり、体温を36度前後に保ったり、心臓を動かしたり、といった活動をし、エネルギーを消費しています。
そういった生きていく上で最も基本的で最小限必要なエネルギーのことを、基礎代謝量といいます。
基礎代謝が消費エネルギー中に占める割合は、60~70%と高く、たとえスポーツをしたとしても消費エネルギーにすると意外に少なく、動いたからといって食べすぎ・飲み過ぎには注意が必要です。ところが、基礎代謝を上げれば脂肪が燃えやすい性質になり、食べても太りにくい身体になることができます。
(体には、筋肉・脂肪・骨など色々な構成要素がありますが、この中でも筋肉が一番エネルギーを消費します)
筋肉を鍛えることで、基礎代謝の低下を抑えることができます。
ウエイトトレーニングなどを定期的に行っている人は、そうでない人に比べ
約200kcal前後の差があります。また、ウエイトトレーニングなどを行うと、終わってから数時間もの間、基礎代謝が上がります。
(これは寝ていても脂肪が燃焼するという理想的なパターンです)
基礎代謝の低下を防ぐ意味でも適度な運動は必要です。

<文  定守>

Vol.1 血圧について(2004.10.18)

最近、気軽に血圧を計る事ができますが、高いか低いかの数字だけを見て血圧がどういうものなのかわからない方がたくさんいるように思います。実際僕もそうでした。今回は、血圧について非常に簡単では、ありますが書いてみたいと思います。
まず血圧とは、血管を流れている血液が血管壁に及ぼす圧力の事です。動脈、肺動脈、静脈、毛細血管、心臓などでそれぞれ圧力を測定する事ができますが、僕達が血圧と呼んでいるものは、動脈の血圧だけを意味します。ここで血液の流れを書きます。血液は、心臓(心室)が収縮すると、壁の厚い大きい弾性動脈内に押し出され、血管壁はふくらみます。この血管内の圧が高いため血液はより圧の低い末梢側の動脈へと流れていきます。このため、血液は圧の順に大動脈⇒動脈⇒細動脈⇒毛細血管⇒細静脈⇒静脈⇒大静脈⇒右心系(心臓)に戻ってきます。毎日、毎日血液は血管内の圧の高い方から低い方へと流れ続けています。しかし圧の力だけで血液は全身を一周する事はできません。太い静脈内にある弁機構や筋ポンプ、呼吸に伴う胸腔内圧の変化が静脈還流には不可欠です。動脈と静脈の圧の差はそれぞれ血管が切れた時に明らかです。静脈からは持続的に血液が流れ出すが動脈からは瞬間的に血液が吹き出します。血液が絶え間なく全身に流れるのは大血管の壁の伸展とそれがもとで戻ろうとする弾性によるところが大きい。これらによって血管内の圧が保たれるからです。動脈の血管壁の弾性が重要なのかは動脈硬化によりそれが失われるとよくわかります。
心臓は収縮と拡張をくり返しているので、心臓から送られる血流は出たり止まったりしています。だから血圧も各心拍のなかで上がり下がりします。心室が最も強く収縮した時に生じる収縮期血圧(最高血圧)。心室が拡張している時の拡張期血圧(最低血圧)があります。120/80と書かれたら、収縮期血圧は、120mmHg。拡張期血圧は、80mmHgとなります。
血圧異常には、高血圧症と低血圧症があります。
収縮期血圧 拡張期血圧
高血圧症 160mmHg以上 95mmHg以上
低血圧症 100mmHg以下
正常範囲 140mmHg以下 90mmHg以下

高血圧症・・・90%は本態性高血圧で原因がよくわからない。しかし食事や肥満遺伝、ストレスなど関与していると考えられている。動脈硬化はたいてい同時に見られる。コレステロール、飽和脂肪酸、食塩などをひかえ、ビタミンC、Eと適度の運動を。

低血圧症・・・原因は、あきらかでないが遺伝的な体質。女性に多く、各人にとって正常範囲であり深刻な問題にならない。実際、血圧の低い人の方が長生きする事が多い。バランスの良い食事と適度な運動を。

高血圧は、心筋梗塞、脳梗塞などの原因となるので「静かなる暗殺者」と呼ばれています。血圧は、年齢、体重、人種、気分、運動力の程度、姿勢などいろいろな事で変動します。たまにではなく定期的に計り、自分の血圧を把握する事が大事だと思います。血圧を把握する事によってその日の体調などがわかりやすいでしょう。自分の体調をコントロールするためにまず血圧を計るようにしてみては、どうでしょうか?

<文  濱崎 耕平>